本記事ではブルース系ハードロック/ヘヴィメタルの名盤を10枚紹介します。
- ブルースハードロック／ヘヴィメタルとは
- ブルースハードロック／ヘヴィメタルの名盤10選
- 1. WHITESNAKE「Slide It In」（1984）
- 2. THUNDER「Robert Johnson’s Tombstone」（2006）
- 3. FASTWAY「Fastway」（1983）
- 4. FM「Aphrodisiac」（1992）
- 5. LIONSHEART「Lionsheart」（1992）
- 6. THE ANSWER「Rise」（2006）
- 7. FIREBIRD「Grand Union」（2009）
- 8. CINDERELLA「Long Cold Winter」（1988）
- 9. GREAT WHITE「Once Bitten」（1987）
- 10. KINGDOM COME「Kingdom Come」（1988）
- 【ブルースHR/HM名盤10選】まとめ
ブルースハードロック／ヘヴィメタルとは
HR/HMを含む、すべてのロックミュージックのルーツであるロックンロール。
そのロックンロールが米国ブルースの発展形であるため、そういう意味ではHR/HMも源流をたどると、米国ブルースに行き着きます。
しかし、HR/HMにおけるブルース的アプローチは、おもに米国ブルースに影響を受けた1960年代以降の英国ブルースロックをインスピレーションとしている場合がほとんどです。
とりわけLED ZEPPELINの影響は絶大と言っていいでしょう。
今回紹介する作品のなかには「まんまツェッペリン」なものがありますし、GREAT WHITEなんかは一枚まるごとLED ZEPPELINのカバーアルバムを出しているほどです。
ということで、HR/HMにカテゴライズされるバンドのうち、特にブルース・フィーリングが色濃い名盤をピックアップしてみました。
ブルースハードロック／ヘヴィメタルの名盤10選
1. WHITESNAKE「Slide It In」（1984）
デイヴィッド・カヴァデール率いる英国ハードロックバンドの6th。
人気が爆発する次作以降のゴージャスHR路線一歩手前の本作は、ブルースの渋みとハードネスのさじ加減が絶妙な名盤。
メル・ギャレーとミッキー・ムーディーのツインギターコンビによるタメの効いたリフ、リードも最高。
おすすめ曲：2、5
2. THUNDER「Robert Johnson’s Tombstone」（2006）
英国ハードロックバンドの8th。
タイトルが示すとおり、ブルース色を強めると同時にTHUNDER史上もっともヘヴィな作品。
ダニエル・ボウズのコブシの効いた歌唱と哀愁のメロディーも冴えまくっている。
おすすめ曲：6、8
3. FASTWAY「Fastway」（1983）
MOTORHEADのファスト・エディ・クラーク（Gt）率いる英国ハードロックバンドの1st。
LED ZEPPELINスタイルを踏襲した、小気味よいブルースHRを聴かせる。
ヴォーカルのデイヴ・キングは2000年代にアイリッシュ・パンクバンド、FLOGGING MOLLYでブレイク。
おすすめ曲：1、3
4. FM「Aphrodisiac」（1992）
英国ハードロックバンドの4th。
デビュー時はハードポップ系サウンドを鳴らしていたが、本作ではブルージー&ソウルフルなHRをプレイ。
スティーヴ・オーバーランドの絶品の歌唱とキャッチーなメロディーが満載。
おすすめ曲：1、2
5. LIONSHEART「Lionsheart」（1992）
英国ハードロックバンドの1st。
ベースはWHITESNAKEタイプのブルースHRだが、サウンドはメタリックで強烈。
元GRIM REAPER、ONSLAUGHTのスティーヴ・グリメット（Vo）の強靭な喉は息を呑む凄まじさ。
おすすめ曲：3、7
6. THE ANSWER「Rise」（2006）
北アイルランドのハードロックバンドによる1st。
LED ZEPPELINの再来を思わせるような正統的ブルースHRを、ハード&ヘヴィにアップデート。
デビュー作でこの貫禄とクオリティは驚愕。
おすすめ曲：1、2
7. FIREBIRD「Grand Union」（2009）
CARCASSのビル・スティアー（Gt）率いるバンドの5th。
オーガニックなブルースHRは不変ながら、ビルのギター、ヴォーカルともに深みが増している。
トリオならではの空間を生かしたプレイや、ギターとベースのユニゾンなど聴き所満載。
おすすめ曲：1、2
8. CINDERELLA「Long Cold Winter」（1988）
アメリカのハードロックバンドの2nd。
LAメタル路線の1stから、突如としてブルース成分テンコ盛りにした大名盤。
名曲「Long Cold Winter」でのトム・キーファー（Vo）の情念に卒倒。
おすすめ曲：2、6
9. GREAT WHITE「Once Bitten」（1987）
アメリカのハードロックバンドの3rd。
ジャック・ラッセルのエモーショナルな歌とマーク・ケンドールのブルージーなギターが堪能できる名盤。
派手さはないが、大人の渋みと色気に満ちている。
おすすめ曲：3、9
10. KINGDOM COME「Kingdom Come」（1988）
アメリカとドイツのメンバーから成るハードロックバンドの1st。
当時はまんまLED ZEPPELINなサウンドが叩かれ、ゲイリー・ムーアがわざわざ「Led Clones」という批判ソングを作ったほど。
しかし、作品のクオリティそのものは高く、素直にZEPフォロワーとして楽しめる。
おすすめ曲：1、6
【ブルースHR/HM名盤10選】まとめ
以上、ブルース系ハードロック/ヘヴィメタルの名盤を紹介しました。
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