突然ですがライヴアルバムって聴きますか?
なかにはほとんど(まったく)聴かないって人もいるかと思います。
昔のぼくもそうでした。
理由は、
- 歓声がジャマ
- きれいなサウンドで聴きたい
とかですね。
たとえば70年代のJUDAS PRIEST。
ぶっちゃけサウンドがスカスカじゃないですか。(今のリマスター盤はいいですが、旧盤はほんとにショボかった)
当時高校生だったぼくの耳にはそれが古くさく聴こえたんですよ。
「Painkiller」はヘヴィでカッコイイのに…って。
ところが79年のライヴアルバム「Unleashed In The East」を聴いて、ぶっ飛ばされました。めちゃくちゃカッコよかった!迫力がスタジオアルバムとは段違いでしたね。
そのときにライヴアルバムに対する考えが180度変わりました。
「なるほど、ライヴアルバムにはバンドの真の姿が凝縮されているのか」と。
エネルギーに満ちたライヴこそがHR/HMの醍醐味。作り込まれたスタジオアルバムとは違った魅力がライヴアルバムにはあります。
以下ではライヴアルバムならではの魅力を持った名盤を10枚セレクトしていますので、ぜひ聴いてみてください。
- HR/HMライヴアルバム おすすめの名盤10選
- 1. DEEP PURPLE「Made In Japan」(1972)
- 2. UFO「Strangers In The Night」(1979)
- 3. JUDAS PRIEST「Unleashed In The East」(1979)
- 4. MOTORHEAD「No Sleep ‘Til Hammersmith」(1981)
- 5. RAVEN「Live At The Inferno」(1984)
- 6. IRON MAIDEN「Live After Death」(1985)
- 7. ACCEPT「Staying A Life」(1990)
- 8. TESLA「Five Man Acoustical Jam」(1990)
- 9. SLAYER「Decade Of Aggression」(1991)
- 10. RAGE AGAINST THE MACHINE「Live At The Grand Olympic Auditorium」(2003)
- 【HR/HMライヴアルバム名盤10選】まとめ
HR/HMライヴアルバム おすすめの名盤10選
1. DEEP PURPLE「Made In Japan」(1972)
1972年の来日公演を収録したライヴアルバムで、全米6位を記録。
スタジオアルバムを蹴散らすほどのアグレッシブで鬼気迫る演奏がスリリング。
イアン・ギラン(Vo)のシャウターとしての魅力が詰まった名盤。
おすすめ曲:1、2
2. UFO「Strangers In The Night」(1979)
スーパーギタリスト、マイケル・シェンカー加入後初のライヴアルバム。
初期の集大成といえる選曲とHRらしい厚みのあるサウンドはUFO入門に最適。
マイケルの叙情的かつ自由奔放なギタープレイも神。
おすすめ曲:10、12
3. JUDAS PRIEST「Unleashed In The East」(1979)
1979年の日本公演を収録したJUDAS PRIEST初のライヴアルバム。
スタジオアルバムを凌駕する音圧で楽曲に新たな生命を吹き込んだ名盤。
喉の不調のためロブ・ハルフォードのヴォーカルパートは撮り直しされている。
おすすめ曲:1、3
4. MOTORHEAD「No Sleep ‘Til Hammersmith」(1981)
全英アルバムチャート1位を獲得した名ライヴアルバムで、邦題は「極悪ライヴ」。
名盤「Ace Of Spades」リリース後の勢いを余すことなく刻み込んだ怒涛の内容。
どの曲もスタジオアルバムよりスピードアップしており、まさに極悪。
おすすめ曲:1、7
5. RAVEN「Live At The Inferno」(1984)
のちのスラッシュメタル勢にも影響を与えたRAVENのライヴアルバム。
トリオ編成とは思えないアクティブかつエネルギッシュなパフォーマンスが魅力。
汗と唾が飛んできそうな臨場感がたまらない。
おすすめ曲:2、3
6. IRON MAIDEN「Live After Death」(1985)
全米ブレイク真っ只中の1985年に発表された初のライヴアルバム。
IRON MAIDENの魅力が凝縮されたベスト選曲で1.〜2.のオープニングからラストまで鳥肌が立ちっぱなし。
ブルース・ディッキンソンの歌が本調子ではないが、当時の勢いがリアルに伝わる名盤。
おすすめ曲:2、3
7. ACCEPT「Staying A Life」(1990)
解散後にリリースされた1985年の大阪公演を収録したライヴアルバム。
バンドの絶頂期をとらえた重厚なパフォーマンスはACCEPT入門におすすめ。
選曲も名曲のオンパレードで、これで血が騒がなきゃウソ。
おすすめ曲:1、2
8. TESLA「Five Man Acoustical Jam」(1990)
アメリカンHRバンドによるアコースティックライヴを収録した異色のライヴアルバム。
もともとブルージーなテイストが強いため、アコースティックとの相性はバツグン。
バンドの演奏力、アレンジ力などすべてが最高レベルの逸品。
おすすめ曲:8、12
9. SLAYER「Decade Of Aggression」(1991)
帝王SLAYERによる2枚組ライヴアルバム。
「攻撃の10年」というタイトル通り、怒涛のスラッシュメタル爆撃に息を呑む。
終始キケンで不穏な空気感はデスメタルやブラックメタルの比ではない。
おすすめ曲:3、5
10. RAGE AGAINST THE MACHINE「Live At The Grand Olympic Auditorium」(2003)
たった3分でチケットが完売したという2000年の伝説のライヴを収録。
生々しいグルーヴとザック・デ・ラ・ロッチャのアジテーションが激アツな一枚。
ロックやメタルが本来備えているはずの衝動がここにはある。
おすすめ曲:1、4
【HR/HMライヴアルバム名盤10選】まとめ
以上、ハードロック/ヘヴィメタルおすすめのライヴ盤を紹介しました。
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