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哀愁&透明感【北欧メタル名盤おすすめ10選】

ハードロック/ヘヴィメタル
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  • 北欧メタルってどんなジャンル?
  • どんなバンドがいる?
  • 名盤をまとめて教えてほしい

こんな疑問にお答えします。

この記事は元外資系CDショップのメタルバイヤーでメタル歴25年のゆうきち@yukichi_campが書いています。

まずは北欧メタルとは?からざっくりと解説していきますので、ぜひ最後までお付き合いください。

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北欧メタルとは

以下5カ国のヘヴィメタルを「北欧メタル」と呼びます。

  • スウェーデン
  • ノルウェー
  • フィンランド
  • デンマーク
  • アイスランド

ひとくちに「北欧メタル」といってもサウンドは、

などスタイルはさまざま。

ここでは日本における【北欧メタル】のイメージである「正統派メロディックHR/HM」に限定して紹介していきます。

歴史

80年代初頭にイギリスで勃興したNWOBHM(ニュー・ウェーブ・オブ・ブリティッシュ・ヘヴィメタル)ムーブメントに触発され、それまではローカルだった北欧HR/HMシーンが活性化します。

NWOBHMとのリンクを証明するのがスウェーデン出身のEF BAND

EF BANDはIRON MAIDENやANGEL WITCHらに混ざってNWOBHMの名コンピレーション盤「Metal For Muthas」に参加していることからも、NWOBHMとの関係が密接だったことが分かります。

続いて登場したのが以下のバンドたち。

なかでもスウェーデン出身のEUROPEが1983年に発表したデビュー作「Europe(幻想交響詩)」が日本で大ヒット。

その哀愁のメロディを主軸とした劇的なサウンド」を指して「北欧メタル」と呼ぶようになりました。

その後EUROPEは1986年発表の3rd「The Final Countdown」で世界的にブレイク。北欧メタルの存在を世界に知らしめます。

なお、ネオクラシカルメタルを代表するイングヴェイ・マルムスティーンも北欧メタル躍進の立役者のひとりです。

80年代中盤には以下の北欧メタルバンドが続々とデビュー。

しかし、上記のバンドは日本ではウケるものの、日本以外では鳴かず飛ばずでした。

90年代に入るとEUROPEの勢いも失速。
スラッシュメタルの台頭など、世界的にヘヴィでコアなサウンドが求められていたこともあり、北欧メタルはシーンの表舞台から姿を消すことに。

北欧メタルの主役は「正統派メロディックHR/HM」から下記ジャンルへと交代していきます。

  • メロディック・スピードメタル
  • メロディック・デスメタル
  • ロックンロール

ただ、日本においては90年代以降も「正統派メロディックHR/HM」の人気は根強くROYAL HUNTが大ブレイクするなど日本独自のシーンを形成しました。

おもな特徴

  • 哀愁のメロディ
  • クラシカルな旋律
  • 透明感あるサウンド
  • 荘厳なキーボード
  • ドラマティック
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北欧メタルおすすめの名盤10選

1. EUROPE「Wings Of Tomorrow」(1984)

「北欧メタル」を全世界へ発信したスウェーデン出身のバンドによる2nd。

哀愁と透明感溢れるメロディを軸に、スピードナンバーからバラードまで高品質な楽曲が揃う名盤。

世界的バンドに成り上がる直前のメタリックな熱さがたまらない。

おすすめ曲:1、2

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2. PRETTY MAIDS「Red, Hot And Heavy」(1984)

デンマーク出身のヘヴィメタルバンドによる1st。

硬派な楽曲にキャッチーなメロディーを導入した、まさにヘヴィメタルど真ん中な名盤。

イントロ1.〜名曲2.「Back To Back」への流れはメタルシーン屈指のオープニングだ。

おすすめ曲:2、4

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3. TNT「Tell No Tales」(1987)

ノルウェー拠点のハードロックバンドによる3rd。

ポップに突き抜けるメロディとクリアなサウンドが北欧感満点な一枚。

名盤と名高い次作「Intuition」でポップメタルを極めるが、メタリックな感触がまだ残る本作がイチオシ。

おすすめ曲:2、3

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4. ROYAL HUNT「Moving Target」(1995)

アンドレ・アンダーセン(Key)率いるデンマーク出身のバンドによる3rd。

実力派ヴォーカリスト、DCクーパーが加入し、持ち味の劇的クラシカルメタルがさらにパワーアップ。

阪神淡路大震災をテーマとした「Far Away」は、聴くたびに当時を思い出し目頭が熱くなる。

おすすめ曲:1、9

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5. TREAT「Organized Crime」(1989)

スウェーデン出身のハードロックバンドによる4th。

「スウェーデンのBON JOVI」とも呼ばれたほど、キャッチーで洗練されたハードロックを聴かせる。

アメリカンなグルーヴを取り入れた楽曲もあるが、アルバム後半に集中する北欧まる出しナンバーに心惹かれる。

おすすめ曲:5、9

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6. MADISON「Diamond Mistress」(1984)

スウェーデン出身のヘヴィメタルバンドのデビュー作。

劇的かつスリリングな正統派メタルサウンドでネクストEUROPEとして注目を集めた。

少し歌メロが弱いが、ツインギターの美しさは絶品。

おすすめ曲:1、10

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7. GLORY「Danger In This Game」(1989)

スウェーデン出身のハードロックバンドによるデビュー作。

分厚いコーラスを搭載したハードポップナンバーがずらりと並ぶ名盤。

「The Final Countdown」時代のEUROPEに北欧臭を残したようなサウンドだ。

おすすめ曲:4、6

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8. FORTUNE「Making Gold」(1992)

スウェーデン出身のハードロックバンドによる1st。

北欧メタルシーンにとって冬の時代であった90年代に強烈な泣きメロで北欧メタル健在をアピールした名盤。

ベニー・スドベリの憂いある歌声と美しいメロディ展開に身がよじれる。

おすすめ曲:4、5

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9. MASQUERADE「Masquerade」(1992)

スウェーデンのハードロックバンドの1st。

テクニカルなギターとハイトーンヴォーカルをフィーチャーした爽快なメロディックハード。

TNTクローンと揶揄されたが、楽曲のクオリティは高い。

おすすめ曲:1、2

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10. DAMNED NATION「Road Of Desire」(1999)

スウェーデン出身のハードロックバンドによる2nd。

骨太サウンドに叙情メロディを融合した正統派ハードロックを聴かせる名盤。

デイヴィッド・カヴァデール彷彿のブルージーなヴォーカルは北欧メタルには珍しいタイプ。

おすすめ曲:2、3

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【北欧メタル名盤10選】まとめ

以上、北欧メタルの名盤を紹介しました。

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